高齢になると、新しいことにチャレンジするのも大変です。
それが趣味のものであれば楽しいでしょうが、ある日突然、人工的に作られたストーマ(人工肛門)によって、排泄物が入った袋の交換や、管理が必要となりますので、精神的にはかなり後ろ向きになってしまいます。
若い方でも同じですが、生涯お付き合いをするストーマですので、前向きな気持ちで慣れるしかないのです。

この手術をされた方の悩みは、ストーマに慣れること以外、毎月かかる装具(ストーマパウチ)の購入費が大きいというものもあります。
ただ、この問題は身体障害者福祉法に基づいて、永久的巡航肛門保持者として身体障害者手帳の交付を受ける資格があり、装具の給付や医療費控除が受けられるようになっています。
年金受給前の方であれば、障害年金という形で年金も受給できるのです。

申請はお住まいの居住区の福祉課が窓口となっていますが、申請を円滑に進めるには、保健婦を活用し、主治医や病院のソーシャルワーカーとも密に相談をすることです。
中にはそれが出来ないと断念している方もいるようですが、困っていることを事実として訴え、困ったことにどう対処していいかアドバイスや返事をもらうようにするのです。
経済的な悩みは、老人ホーム入所前に片付けておきたいものですね。